2022年米づくり体験_草取り①

2022年6月5日(日)曇り時々雨
関東地方は梅雨入りを目前に千葉県も週末にはゲリラ雷雨で雹(ひょう)被害が出ました。本日は未明に「にわか雨」がありましたがその後は日差しもなく曇り空の下で田んぼの中の草取り第一回目を行いました。本日は公募11家族36名とオイコススタッフ10名とその家族2名+講師1名が参加しました。稲の発育状況は順調で田んぼ全体的に雑草は少ないですが特に南側は小さな雑草がたくさん生えており小さなヒエ(稗)もところどころに生えていました。また田んぼ東側には藻(正式にはアオミドロ)が発生しており生育に適した水温(生温い水)と日射量(カンカン照り)の条件が整うと良好に成長するようです。近隣の田んぼは除草剤を使用しますがこの田んぼは年間を通して無農薬と出来るだけ手作業による昔ながらの米づくりで雑草には「テデトール」(講師曰く)を使います。「テデトール(手で取る)」は①雑草の防除と②みんなの手足で田んぼの土を撹拌(かくはん)します。田んぼの土を撹拌すると稲の根に酸素呼吸や土中の(硫化水素、メタンガスなど)有害ガスを抜き発根や肥料の吸収を促進する効果があります。昔から米づくりで多くの時間を使って行われた素手の草刈りは指先を痛めるなどさまざまな農機具が考案されました。「水田用中耕除草機(すいでんちゅうこうじょそうき)」は明治時代に発明された手押しの除草機で、とげのような鉄の歯がたくさん植えこまれた円筒状の車を柄の先に付けて稲と稲の間を押していくと土の攪拌と草が取れます。この「中耕除草」は子どもたちもチャレンジしましたが、前後に滑らしながら器具の先端が土に埋もらない様にするのがコツの様です。柔らかい泥の田んぼを歩くのも履物選びとコツがいりますが尻もちをつかないためには両足を平行にしないことが肝心とのことでした。水たまりには小さな「オタマジャクシ」がたくさん泳いでおり「オケラ」や「トノサマガエル」も確認できました。次回の草取りは7月3日(日)の予定です。田植えから2カ月後7月の稲は70cm前後に成長します。大人も子どもも7月の草取りに上着は長袖で参加してください。
本日はお疲れ様でした。

2022年06月05日 | カテゴリー : 米づくり | 投稿者 : HP管理者