2023年米づくり体験(わらへび作り)

2023年11月19日(日)晴れ
11月に入って暖かい日が続いていましたが先週あたりから一気に季節が進み寒暖の差が大きくなりました。朝からたっぷりの日差しで小春日和の日曜日、本日は八千代市農業交流センター研修室を借りて「わらへび(辻切り=ツジギリ)」作りを行いました。体験家族8家族23名とオイコススタッフ9名が参加しました。辻切りは、悪霊や病気が村に入るのを防ぐための民俗行事です。各村の出入口にあたる四隅の辻を霊力によって遮断することからこの名がつきました。 悪霊や病気 を遮断する方法は千葉県の南部はしめ縄を道に張る方法が多く、北部は藁(わら)で大蛇を作ってその呪力(じゅりょく)によって追い払う方法がとられています。この「わらへび作り」は毎年11月23日(祝)八千代市立郷土博物館にて公募で講習会を開催しており、昨年参加した内容を持ち帰り手順書を整備してオイコスでもチャレンジすることにしました。材料の「わら」は先月10月1日(日)脱穀を実施した際に確保した「もち米のわら」の「はかま」を取り除いて用意しました。代表挨拶と「辻切り」由来解説および一連の手順説明と実演の後、各家族ごとに約1時間わらへびの制作を行いました。まず、へびの頭作りは1組(5本)の縦わらと7組(3本づつ)の横わらを互い違いに組んで、それを2つ「へびの頭」と「へびのあご」を作ります。次に、「へびの胴体」のわらを頭とあごに挟んでわらの束を3本に分けしめ縄の様に綯(な)います。仕上げに「へびの胴体」部分の凹凸をならして、飛び出ているわらをハサミで切り落とし、赤とうがらしの目と舌を刺して出来上がりです。部屋飾り用に小さめの「わらへび」や、頭のスリムな「わらへび」など皆さん個性的な「わらへび」を上手に作ることができました。来月12月は収穫したもち米で餅つき会を開催して米作り体験最後の活動となります。本日は皆様お疲れ様でした。

2023年11月19日 | カテゴリー : 米づくり | 投稿者 : HP管理者