2023年米づくり体験_草取り①

2023年6月18日(日)晴れ
梅雨の中休み、真夏並み(8月上旬)の暑さになりました。本日は公募10家族24名とオイコススタッフ11名+講師1名が参加して田んぼの草取り第1回目を行いました。稲の発育状況は概ね順調ですが今年は田植えが遅かったせいか、特にもち米側の稲の分結が遅れている様です。田んぼ全体的に雑草は少ないですが小さな雑草がたくさん生えておりヒエ(稗)もところどころに生えていました。近隣の田んぼは除草剤を使用しますがこの田んぼは年間を通して無農薬と出来るだけ手作業による昔ながらの米づくりで雑草対策は「テデトール」を使います。「テデトール(手で取る)」は①雑草の防除と②みんなの手足で田んぼの土を撹拌(かくはん)して稲の根を切り成育を活性化します。田んぼの土を撹拌すると稲の根に酸素呼吸や土中の(硫化水素、メタンガスなど)有害ガスを抜き発根や肥料の吸収を促進する効果があります。昔から米づくりで多くの時間を使って行われた素手の草刈りは指先を痛めるなどさまざまな農機具が考案されてきました。その中でも「水田用中耕除草機(すいでんようちゅうこうじょそうき)」は明治時代に発明された手押しの除草機で、とげのような鉄の歯がたくさん植えこまれた円筒状の車を柄の先に付けて稲と稲の間を押していくと土の攪拌と草が取れます。この「中耕除草機」は子どもたちもチャレンジしましたが、前後に滑らしながら器具の先端が土に埋もらない様にするのがコツの様です。また、竹製の小さな熊手を百均(近所のセリア)で購入して試しに今回の草取りに使ってみましたがなかなか好評でした。次回の草取りは市内小中学校夏休み最初の日曜日7月23日(日)の予定です。田植えから2カ月後7月の稲は70cm前後に成長します。大人も子どもも7月の草取りに上着は長袖で参加してください。本日は暑い中お疲れ様でした。

2023年06月18日 | カテゴリー : 米づくり | 投稿者 : HP管理者