2023年米づくり体験_草取り②

2023年7月23日(日)晴れ
関東甲信地方は昨日平年より3日遅い梅雨が明け今日も厳しい猛暑日となりました。本日は公募8家族18名とオイコススタッフ9名+講師1名が参加して田んぼの中の草取り第二回目を行いました。稲の発育状況は概ね順調で日当たりの良い田んぼ中央は背の低い雑草がたくさん生えていました。稲の高さと同じくらいのヒエ(稗)もところどころに生えており稲とヒエは見た目が同じなので見極め(区別)にはコツがあります。稲と稲の間隔は基本等間隔ですがヒエはその間にポツンと生えています。また稲は株が分結して深く根が張り抜くにはかなり力が必要ですがヒエは軽い力で抜くことが出来ます。隣の田んぼの稲は穂が出来ており「お米の花」が確認出来ました。我々の田んぼの稲は田植え時期が遅かったせいもありますが、葉のさやの間から穂が顔を半分出す稲も確認出来ました。穂は小さな花(えい花)がたくさん集まっていて一つの穂にだいたい100個くらいのえい花がつきます。そのえい花の中に白く咲いて見えるのはおしべで白い固まりのようなところに花粉が入っています。また、めしべはえい花の中にあり、おしべの花粉が風に運ばれてめしべにつきます。稲の開花の適温は30℃前後。開花期(かいかき)に17℃以下の低温にあうと受粉できなくて実らなくなってしまいます。これから暑い夏が続き7月末から8月中旬にかけて稲は白い花が咲くでしょう。
次回9月は稲刈りを行う予定です。本日は酷暑の中お疲れ様でした。

2023年07月23日 | カテゴリー : 米づくり | 投稿者 : HP管理者